……所詮は閉じ込められてしまえば、
どんな存在でも家畜にしか成り得ないのでは?
[ >>147青年の呟きに、ふ、と。
口を断面から手を離し、白い肌に付着した赤を舐めとりながら、横槍を差すように。>>154その容姿と裏腹に秘められた肉食獣のような本質の彼女と考えている事は同じ様で。 ]
……そう、僕にとっても『糧』でしかない。
謂わば、家畜と言うよりは剣奴のようなものだろうけれど。
[ そう静かに分析しながらも、早くも『この味には飽きた』とばかりに立ち上がり、男の肢体を蹴り飛ばす。それから、>>143『ボーヤ』と呼ばれたことに苦笑を浮かべながらも其方に視線を這わせ。食人趣味は無いし野蛮だと思うけれど――、それでも。
目の前の自分と違う『異端』の、その下に流れる血。
その味に――、味わったばかりだと言うのに、またひりつくような、喉の渇きを覚える。 ]
……ええ――、畜生の血など。
ちっとも足しになりませんから。
…こんな丸々と太った豚も、似たようなものですけどね。
一時は満たしても、直ぐに飽きるし『足りない』。
(155) 2014/06/21(Sat) 16時半頃