[首裏への接吻>>146に煽られる体は白梅香を匂いたたせ、力抜けた躯、目尻から零れるは蜜か涙か。繋がりを友の眼前晒されればひゅ、と息を吸いこんで。羞恥に身も心も焦がしながらも体制を変えた際の緩やかな刺激に甘い声が漏れ、きつくしつつも躯を穿つ熱を招き入れる様に、中の襞は奥へ奥へと誘いこみ、美味しそうに咥え入れた
そして次に云われた言葉にびくり、と全身が強張る]
……っ!?
ぁ、ヘクター様……っ
[おやめ下さい、と掠れ震える声で懇願するもゆるりと振られ律動する蝶の持つ太針
地下牢に響き渡るは肌の音と嬌声だったろう
結合部を晒されるというのも経験はあったが――他者へ見せつけられるということなどなく
羞恥と快楽で潤んだ瞳から涙が一粒頬を伝って零れ落ちた
そこには凪いだ湖畔の様な鏡は無く、罅割れ今にも崩れ落ちそうな様相を呈して
裾開かれればあらわになるのは日に焼けていない肌と赤黒い蝶の立派なモノに貫かれた菊門
それでも漏れ出る嬌声は、留まる事を知らず]
(154) 2014/09/15(Mon) 23時半頃