[しゃあない、とばかりにパンと自分の頬を叩き気合を入れると
こちらを見ているケイトをちょいちょいと手招きする。
流石にさっきの叫び声でケイトも何があるか予測がつくはずだ。]
あのさぁ、わかんないって言ってただろう?
それって自分の気持ちが分からないってことだよなぁ? ケイトの。
分かるようになるまで、いや寧ろ分からせてやるよ?
ということでお試しで俺と付き合ってみない?
まあ、返事は今すぐに、とは言わないけどさ。ゆっくり待ってるから。
[とばかりに軽い口調で物は試しに貝殻のブレスレットを差し出してみる。
もっとも顔は真面目だ。目がじっと見つめている
全くどう見ても玉砕コースだっての]
課題がいやだから付き合うなんて考える必要はないからな。うん。
[内心の緊張をごまかすための軽口も出るが。
それでもゆっくりとケイトの返事を待っている。]
(153) 2010/06/21(Mon) 22時半頃