人狼議事

17 吸血鬼の城


【人】 執事見習い ロビン

−廊下→合わせ鏡の間 >>103>>104

「おいていく」……
ええ。私めはヒトの身にございます。いずれ朽ちて果てる定めにあるもの。墓も作られずに捨て置かれ、ただ風化してゆくのが、私の「死」には似合いでしょう。

私だけ「救われたい」とは、思いません。
旦那様の生命の永さからすれば、それは愚かしいものに見えるのやもしれません。ですが、私はそれで構いません。

[それは、己が他の人間に齎した「死」の形と同じもの。マフィアの世界で、破壊と暴力を担って生きてきた彼の。]

ええ。もし私が死ぬ時は、どうか旦那様の血肉にして戴きたく思います。それは、私にとって揺るがぬ真理です。

[鏡の世界で、従者はそればかりに思いを馳せる。
 城主の孤独には漠然とした想像しか思い描けず……城主が己に「置いていく」と告げたことも、まして同僚が自身を「ガラスの囲いに咲く薔薇」と言ったことなど、ヒトの身故に気づかぬままだった**]

(153) 2010/06/24(Thu) 18時半頃

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