──閑話──
[カウンター奥の扉は、奥の部屋(バックヤード)──マスターや店員の休憩室や住まい──に繋がっている。
勿論、車体の外側からは扉も視認出来なければ、そのような広い空間も認める事は出来ない。亜空間的な場所だ]
『……』
[とある夜──これは便宜上、休息や睡眠の時間をさす──の事、ソルフリッツィは同僚の部屋を訪ねた。
大体は眠る時間の事、部屋は暗いのが大抵だろう。
部屋の主は、部屋が開く音でソルフリッツィの姿を認める事は出来るだろうが、彼は無言だった。
姿は、普段のアーマーではなく、生成りの生地の様な貫頭衣の様なもの。
普段と同じく、赤い赤い目は、少しだけ残りドキリとする色。
それが無言のままで相手を見つめている。
そのまま、招き入れられればソルフリッツィは、黙って相手の布団の中に潜り込む。
相手を抱き枕にしたか添い寝となったかは、相手との関係性次第だろう。
ここ最近そんな事が一度で無く何度かあった]
[イナリやソランジュの元にも訪れたかどうだったかは当人の記憶次第だが、眼鏡を掛けた同僚の部屋は訪ねていただろう]
──閑話・最近のソルフリッツィはちょっとおかしい了──
(151) 2022/08/06(Sat) 18時半頃