─2014年6月 東京近郊─[静かに降る雨に色を奪われた住宅街をスーツ姿の青年が小走りに駆けて行く。右手に傘。左手に花束。連なる可憐な白花を濡らさぬよう自分より大事そうに守りながら青年は坂道を駆け上がった。]
(150) 2014/06/05(Thu) 23時頃