…よし。[少女は小さく呟く。駆ければ数分の距離に樹木の妖怪の気配があるのを感じ取った。炎に焼かれるのを恐れて近寄れないのか。それでも飢餓を、人を、星を喰らう欲求を抑えられないと見える。](――或る意味、似ているのかもしれないが。)[けれど違う、と断じる。己は、星を喰らおうとは思わない。]
(148) 2016/05/27(Fri) 23時半頃