−グロリアの客室の前>>137−
ええ、心得ております。
2度の失態を犯したにもかかわらず、私めを捨て置かずに未だ従者として置いてくださること、心より感謝致します。
監視と……必要とあらば、さらに踏み込んだ対応をさせていただきましょう。勿論、旦那様がそれをお望みにならぬのならば、そうは致しませんが。
[恭しく一礼し主人を見送ると、影に命じて2本のダガーを持って来させる。]
さて、と。
銃のお相手がダガー2本というのも随分心許ないが、銃の使用は禁止というのがこの城のルールだ。致し方あるまい。
[ダガーを服の奥にしまい、ひとつ息を吐く。]
(監視と、必要とあらば対象の殲滅。
激甘な対応はこれで終了だよ、お嬢さん。マフィアの流儀がどこまで通じるか、楽しみだなァ……)
[口許を歪めて、*執事は笑う*]
……「死に至る痛み」ってモンを、どうか俺に教えておくれよ。
(148) 2010/06/21(Mon) 02時半頃