>>142マーゴは、信じたいって言ってたよな。俺の事。[手をつなぎながら、森の中を二人で歩く。周りには誰も居ない。どうしたの?と彼女は普段通り優しく接しただろうか。]マーゴ…。俺は……。[二の句が継げない。ゆっくりと彼女を両手で抱きしめる。暫くそのままで、彼女の存在を全身で感じ取ろうとする。鼓動を感じる。吐息を感じる。そして彼女と最後の接吻を行い、決意を固める。]―――せめて、痛くないように、一瞬で。[今宵の月は、やけに明るい。]
(147) 2010/08/07(Sat) 02時頃