>>99
……。
[男の言葉に、眼を細める。
…まぁ、ここまでの話の流れで、察しがいい者ならば自分が幻想ノ刃《パンタシア》だと察しが付くだろう。
それに何より、セイカや、彼自身の言葉を信じるなら、彼は人ではなく、且時を駆ることが出来る。
そんな特殊な存在ならば、自分が何者か、わかっても不思議はないだろう]
……私は…さて、ね。
いかにオススメでも、相手が私を気に入ってくれても、私は、私が気に入ったヤツ以外に使われるのは御免だからね。
[そんなことを言いながら、恐らく置いてけぼりを食らっているであろうリョウにちらりと視線を向けて、大きくため息をつく]
…幻想ノ刃《パンタシア》って種族がいるらしい、ってことは知ってるわよね?
……私がソレなのよ。
つまり、かつて『レティーシャ』と一緒に戦って散ったっていう金炎の剣?とやらと同族ってこと。
[これでいくらか話は飲み込めるだろうかと、リョウを見つめた]
(146) 2012/02/01(Wed) 14時半頃