[花の媚態は己の鳩尾を灼く。>>140特に今宵の二輪は圧倒的ですらあった。互いに花としての矜持を持ちながら、友垣の情を捨てられない。彼らの繋いだ親交から滴る蜜の甘美たるや、喉が爛れるほどである。指を引き抜いただけで崩れそうになる身体に愉悦が盛り、己の乾いた唇を舐めて濡らした。次から次へと飢えていく。嫌がる素振りの彼を慰めるように首裏に口付け、弛緩を誘い、圧力に開いていく結合部を見せるよう、藤之助の膝を抱えた。開脚を強いて、窄まりの襞を熱塊が伸ばし。先ほどまで朧が育てていた剛直が藤之助を犯す。倒錯の香が一層強く変わった。]
(146) 2014/09/15(Mon) 22時半頃