あー、やっぱそうなンよな。
[退治、と言われれば、面倒くさそうに顔を顰める。]
……でも、ほら、なんつったっけ。
あのトンネルの時のカップル。もうやってンぞ。
[任せたり……はこのコドモの性格だとしないんだろうな、うん。
怒りを買いそうなので、自分だけずらかりました、とは言わなかった。]
派手な音は立てたし、他の奴らが勝手に集まって片付けてくれんじゃねェの。
誰かが大会の行方見張っとかねェと、優勝者取り逃がすだろ。
[今日の男はいつもと一味違う。なんせ鉄砲玉程勢いがない。
そもそも、ミッションは優勝賞品の入手のようだし。賞品はここにあるし。
ノイズが追いかけてくる気配もないし。
ここにいるのが賢いんじゃ?と過る平和ボケ気味の頭で、仮面のガキ>>@35―やたらと仮面の人間が増殖していてややこしいという話はさておき―に気付けば、「お友達がいるぞ」とコドモに視線を促した。
億劫そうに右頬を掻きながらも、まあ、出向くと言われれば、のそのそと再度玄関口へと向かう所存。]
(144) 2015/03/17(Tue) 21時半頃