[ドレスの女性から貰った“お菓子”を食べたとしても、別段の何も起きた感覚は無い]
一体何の事でしょうカ。
ともあれ、誰カに会って事情を聞いた方が良いかと思いマス。
[誰かを探そうと思い、歩き出したその時……いつもより視線が高い?
左足が重い……何故?
僅かながら感じた違和感に疑問に思い、己の周辺を見ても普段と変化は無い。首を傾げてしまう]
何とも無い……デスネ。
誰カ話が分かる人ヲ――……。
[誰か、事情が分かる人を――と、途中で思考が切れた。
何故ならば、目の前に“異形の姿”をした生き物――生き物と呼んで良いすら疑問。
されど、其れは“動いている”。
黄色と緑が青とピンクの縞模様を着たクラウン、口元から黄緑色の液体を垂れ流し、真っ赤な口以外は全て花に覆われたモノ。
それを見た瞬間、呼吸すら忘れてしまったのか、と思われるぐらい息を呑んでしまった]
(144) 2011/10/20(Thu) 19時頃