[犯される側になることなく、犯す側を貫いて種馬になれば良いのだ。
情報を得る為に身体を売るのも、種の絶滅を避ける為に種馬になるのも、その行為にさほど違いは無い。
相手を騙して口説く手間が省ける分、コチラの方が楽なくらいだ。
先程の放送を聞いて、今回の任務をそう結論付けた軍人は。
他の誰かが、隅で毛布に包まっている男に近付こうとも遠巻きに見ていようとも、どちらにせよ黒髪の男を襲うつもりで歩み寄る。
もし他に同じ目的で近付く者がいれば、2〜3人掛かりで襲うのでも構わない]
……さて。どうせなら愉しませてもらうとするか。
[ネクタイを緩め、ワイシャツのボタンをふたつほど外してから。
クッ、と唇の端を吊り上げて笑いながら、毛布に包まる男へと手を伸ばし、その顎をつまみ上げ上向かせて唇を重ねようと。
ねっとりと舌を絡ませた後は、柔らかな床に押し倒し毛布を剥ぐが。
毛布に包まっていたその男は、服を着ているだろうか、それとも既に裸だっただろうか**]
(140) 2013/01/20(Sun) 03時半頃