[>>132零れた白濁が夜風に当たって冷える前に、内腿に這う赤い舌が透明な跡を残しながら舐め取っていく。
どう考えても口に入れていいものじゃない。衛生的にも常識的にも。あんまりな光景と裏腹な快感に頭がくらくらする]
う…っ、つ、 お、まえ……、エロ本の見すぎ……っ
[お掃除、なんて口にする彼へ悪態に近い苦言を口にする。
見下ろす先、酔ったような彼の目が、室内から漏れる微かな明かりに照らされてちろちろと光っていた。
なんだ、なにを考えてるんだこいつは。
さっさと殴って逃げればいいのに、棒立ちになっている自分もなんなんだ。
思うのに、欲を瞳に灯すちょっと怖い顔を見ていると、背中がぞわぞわして動けなくなって。
さりげなく脚を開かせる彼の手の動きに、反射的に筋肉が引き締まったが然したる抵抗はしなかった。
口に手の甲を押し付け、困惑とちりつく期待を正直に顔に浮かべ。
彼の親指がさんざひっかき回されて赤くなった孔に触れた辺りで、こちらの様子を窺う目と目が合った]
し、るか……。
[言わんとするところが分かってないわけでもないのに、彼の手を払うこともやめろと口にすることもなく。
まだ酔いの残る顔で、小さく呟いた]
(139) 2014/10/27(Mon) 20時頃