―翌日の保健室・夢うつつ―
[昨夜子孫より聞いた、一つの未来の可能性。
ソフィアは、「座敷守亀吉」と恋に落ちる。
今この時代で、彼女がこれから誰とどうなるのかは分からないが――己と結ばれる事は、無いだろう。
分かっていた。分かっていたが…苦しかった。頭に、全身に響く鈍痛の中へ…意識が溺れていく…。]
(隠し事、か…)
[昨夜伝えられなかったこの秘めた想いも、ソフィアが願ってくれれば、きっと消え去る。
重度のシスコンである事は変えられないだろうが、行き過ぎた愛情は無くなり…”良い兄”に、きっとなれる。
そしてチアキ自身も忘れかけている”最後の隠し事”を、完全に忘れられる――]
[♪保健室にオルゴール調のBGMが流れ始める――…
が、画面は直ぐに切り替わった。**]
(137) 2018/03/31(Sat) 10時半頃