― 公園→商店街 ―
[思いの外優しく握られた手を未だ認められないとでも云うように暫く見詰める。じわじわと侵食して来る気まずさは、自分の人嫌いな本来の質、慣れない事への恐怖心が身を固くしているのだと頭の隅では理解をしてはいるけれど、学生はそれを否定し垂れる冷汗や僅少自覚し始めた危険な感覚をあくまでも強く強く否定し、自分を誘う彼へ行き先を委ねるのです。]
珈琲、私も嫌い。甘くない。優しくない。…だから、きらい。
でも、それを敢えて好む人も居るんだ。それは少し、気になるわ。どんな人なのかしらね。甘い御噺、嫌いな人かなあ。
私自身は、…ね、さっきも見たでしょ。炭酸が好き。
でも全部はだめ。葡萄がいちばん。
にばんめは炭酸じゃないわ、アイスティー。ガムシロップをふたつ加えて飲むのが大好きなの。甘くてね。
(137) 2014/10/01(Wed) 20時頃