一緒に?
[ケーキのお皿を前に考え込んでいたら、助け舟。
ニアちゃんがその意味を説明してくれて、わたわたする少女に首を傾げながらも、私は漸く理解する。]
でも、私が食べたら、ニアちゃんの分、減っちゃう...
[未だ手の付けられていないケーキに、心配気に少女の顔を伺えば、エプロンの女の子が私(と熊さん)が注文したものをトレーに乗せて持ってきただろうか。>>120]
ううん、ありがとう......
[置かれたッホットココアといちじくに、やたら丁寧に女の子へと頭を下げれば、ニアちゃんから掛けられた言葉には、うん、と頷く。
その少女がケーキの取り回しに悩んでいるとも知らず、いちじくの皿は嬉しそうに熊さんに手渡して。
ただ、手つかずに残されたケーキと困ったようなニアちゃんに気付けば再度確認して、了承を得られればそっと、置かれたままのフォークに手を伸ばすことだろう。、**]
(135) 2015/03/30(Mon) 00時半頃