[料理人かと問われれば>>130首を振って。…料理は簡単なものしか出来ないなんて恥ずかしくも感じたので言葉は途中で塞ぐ]
ああ、いえ……僕は料理は…。インテリアデザイナーなんです。
[そう言って気恥ずかしさを隠すように笑う。インテリアデザイナー、といってもあまりメジャーな職業とは言えない。深く聞かれるようなら、こういったレストランやバー、大きい仕事だとテーマパークなどのデザインを任されるのだと簡単に説明をするだろう。]
…そう、ですね。…記念日……良い思い出作りになる空間になればいいな、と思います。
[先程よりも饒舌にスケッチブックを覗き込む姿には微笑み、そう返す。
自分でデザインした空間が人生の1ページの一瞬を彩ることが出来たなら、それこそこの仕事のやりがいというもの。
謝りながら椅子に座りなおす姿は何だか可笑しくて、くすりと口元を綻ばせて。]
……いえ、こうして褒めて頂けるのは光栄ですよ。まだ、どのデザインになるか決まったわけではないんですが。……もう少し明るい雰囲気の方が良いかな、なんて。
[彼がまだ見るようなら開いたまま机に置き、もう見ないようなら閉じるだろう。]
(135) 2015/08/23(Sun) 21時頃