人狼議事

246 朱桜散華


【人】 手妻師 華月斎

[弔いの言葉に呼応するよう、村の男らは準備に動き始めた。
 殆どの村の者は状況を把握し終えたのか、丘を登る姿は先刻より減り、目立つ。
 木に近づく中にふと、よく見知った男の姿を捉えた。
 異様な事態の最中。遠縁とはいえど縁者の姿はどこか安堵を呼ぶのか、呼び止めようと試みたが、彼は声に反応を示す様子なく、長に触れ、黙祷し、そして――>>129]

 丁助――― お前、何を。
 ……っ、おい!!

[声を荒げる。己が目を疑う光景に。
 どよめきとも怒声ともつかぬ漣が取り巻く。
 祭を待つ華やかな彩りの資材の中に打ち捨てられた長の身体はとても正視できぬほど無残な躯を晒しており。]

 どういう心算だ、丁助。

[次々と駆け寄る村人の姿、村長の姿。
 舌打ちひとつ、桜に向き直る丁助に近づいて、肩口に掴みかからんばかりに吼えた。**]

(134) 2016/04/24(Sun) 03時頃

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