――いつかの話――やあ、ティオ。[>>112あれは何の折だったか、いつものように出来上がったモノを後輩に上げてからというもの、木彫細工職人とでも認識されたのかよくよく絵のモデルにされる。 集中してしまえば手元の作業ばかりでそうそう大きく動かない生き物はモデルに向いているのかもしれない。 どうせ何を言われなくともやる作業だから勝手に描けばいいし、こちらとしても鉛筆の微かな音が刻むリズムは集中の助けになっていい。]後でまた話聞いてもいい?[絵を描く後輩は、モデルになる代わり時々デザインの相談に乗ってもらっている。 設計図があればその通りに彫ることは出来るけれど、設計の手前の部分はひとりよりふたりの方がアイディアの切っ掛けも出やすいから*]
(134) 2018/05/15(Tue) 22時頃