僕も、……ここまで泣いたのは、久しぶりだから。
……笑わないで、もらいたい。
[髪を撫ぜる指先>>125の感触に浸る様に、青磁を細める。
心の隅で、切っ掛けを与えてくれた後輩の姿に感謝をしつつ。]
……僕の全てを、別に知ってもらおうとは思っていない。
勿論、君が知りたいと言うならば、教えるけれど。
[そう切り出したのは、ある程度、落ち着いてからだろうか。
目元はまだ僅か赤くなっていたけれど、もう、青磁は何時も通りの平静さを湛えていて。]
互いに秘めておきたい事くらい、あるだろう?
……全て話さなければ築けないような関係というのは、……やはり、何か違うと思うんだ。
僕としては、もう少し君の事を知りたいが。……まぁ、無理に詮索する心算はないよ。
[そう言って零す笑みは、柔らかい。]
(133) kirisame1224 2011/08/14(Sun) 02時半頃