>>129
べ、つに…含みなんて…。
[ないけど、と呟きながら、視線をふいとそらす。
少女は隠し事はあまり得意なほうではない。
それを自覚しているからこそ、何かあると悟られてでも、それ以上を漏らさぬようにこういった態度をとるのだ]
両方よ。罠かもしれない上にアンタみたいな立場の人間の言葉だも…って、カワ、イ…!?
ちょ、アンタ今私のこと子ども扱いしなかった!?
コレでも、立派なオトナなんだからね!!
[女の「可愛い性格」という言葉が気に入らなかったのか、食って掛かる。
少女の言動は目の前の女性のものとはあまりに対照的だ]
別に事情なんかないですー、だ! 強いて言うなら、アンタのソレが気に入ら…ッ…。
[へそを曲げた少女はヴェラの言葉にあからさまに反発し、彼女の身体…主に胸部を指して気に入らないと吐き捨ててやろうかとも思ったのだが、それではまるで自分が彼女のプロポーションをやっかんでいるようではないかと、言い切る直前で思いとどまった。
…尤も、事実やっかんではいるのだが。
とにもかくにも、問いを向けられた赤い相棒がどのような反応をするかと、睨むようにそちらへと視線を向けた]
(133) 2012/01/28(Sat) 03時半頃