人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 鳥使い フィリップ

[気をやって意識の落ちた翡翠は屋根裏の薄暗さの中
ぬらりと艶かしく、深い情事の名残を隠さぬままの姿で。
薄く開いたままの唇は飲み込みきれなかった唾液を
口端に滲ませ意識を失っても尚、花に教えられた色香を放つ。]


[から、ころ…ころ]


[床に捨て置かれたズボンのポケットから、硝子球が零れる音。
赤と青の混じる其れは、後輩が欲しがっていた約束の球。]


[ころころ からり―――…]


[転がった球は床に落ちた白の残滓に触れて止まる。
ぬち…、透明な雫よりも粘着質な体液に触れた透明な球は

白く―――穢れて。**]

(131) 2010/09/08(Wed) 18時頃

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