[>>126マドカから返る「ありがとう」は少し心に苦くて。
どうかそれが彼女をつらくさせないように、と願うくらいしか出来ることはないのだけれど、それでも]
(ごめん、な)
[謝罪をマドカには聞かせないし、口にはしない。でも心では呟いてしまう。
罪悪感を奥へとそっと閉じ込めながら、>>122脱ぎかけるマユミからはさりげなく視線を逸らした。セーターとはいえ、年頃の女性の脱ぎ着を男が直視するのは憚られる。
それを止める声>>124>>126に小さく息を吐いて]
あれ、先生冬服持ってんの?
って、ああ、そっか、爺も70年くらい前にもこんなことあったって…
あー、実家に寄って行くか
祖父母の遺したもんの中にもしかしたら冬服があるかも?
んじゃ、俺ちょっと見てくるわ、
マドカもマユミも本当に足元気をつけてあったかくしろよ?
[言葉を掛けて、トレイルが進んだ方向とは別の道へと足を向ける]
(131) 2013/12/16(Mon) 00時頃