…はぁ?
[見ないように見ないように。そう努めてはいたものの、此処から離れるつもりが無い>>129と言われればそうはいかない。
さて彼女はコートをしっかり着たか。
どのタイミングであれ再び彼女の顔を見て、しかし合わせた視線は心底訳が分からないと言う様な物。]
お、まえなあ、
アイツは、茶を飲みに行った訳じゃねーんだよ。
[何時間?何日?何週間か何カ月か、下手をすれば年とかかる程の長い遠出。
帰って来るからとは約束を交わし、それを疑う事は無い物の帰宅の日程までは己は知らず。
むしろ天との理を曲げる様な契約に、今すぐの帰還という希望は果てしなく薄い物で。]
駄々こねるなよ。
あいつは絶対帰ってくる。だが、ここで待ち続けられはせん。
[直ぐ帰ってくるくらいならむしろ俺がここで待っていたいぐらいだと、そんな言葉を飲みこんで、
再び細い肩をコート越し揺らした。]
(130) mzsn 2015/09/24(Thu) 03時半頃