―― 回想:昨夜 リンダと ――
[慣れてしまった、いや麻痺してるというべきなのか全てが白いこの部屋を見てリンダ>>85が自分を怖いと思っていることになどフィリップは気付かない
微笑ましい様子を眺めながら、素直についてきてくれて良かった、一々ついて回って彼女が入ってほしくない場所に向かうか監視するのもあまり好かないし。とすら考えて彼女と歓談>>120していた。]
ああ、……名前はトリです。
父親が名付けたんですが、……変な名前ですよね
[そのままの名前を口にし苦々しい笑みを浮かべるが、フィリップは哀しそうではない。
気まぐれに与えられた普通の親としての優しさ、無色の空間の中の唯一の彩りを眺めていれば幼い頃の暖かな父子の思い出が蘇り
父親を嫌いにならずいられるから。]
へえ、そうなんですか?
リンダさんも何か飼っているんです?
[そんな風に問えば牧場主であることを教えくれただろうか?
そうならば、何か大荷物を猫の前足亭に運んでいたことを思い出してフィリップは納得するだろう
そうして時間は過ぎていき、問い掛けをした]
(130) 2013/08/01(Thu) 21時半頃