人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 漂白工 ピッパ

[頼られるのが好きだった。必要とされている気がした。
すっかり根付いた世話好きの其れ、切欠は独りの時の多い
淋しがりの子供が抱いたそんな幼い思惑からで。
頼る姿を求め伸ばされる手とは異なる、己自身を求る手。
こんなに嵐のような激しい想いを向けられたことはない。
欲するだけではなく、奪おうとするような想いは――]

 ―――……っ
 サイ…モ…

[新たに咲かされた痕、繰り返される言葉は
この先にも続いていく呪詛にも似た響きで。
そくりと背筋に蛇の這っていくような心地。
伝えられたばかりの想いに返す言葉は持てておらず
言葉に縛られたかのように動けず見つめていれば
クマの深くなった瞳に、手に、絡み取られていく。]

(129) chiz 2011/08/14(Sun) 02時半頃

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