人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

─ 医務室 ─

[揺れるカーテン、夏の終わりを示すような風。聖堂の鐘の音が聴こえる。
 その白い部屋にはもう、あのくるおしい蒼薔薇の香りはない。学び舎、聖堂、この医務室がある寮、景色は変わらぬようにみえて、季節は移り変わる。
 眼に見える肉体に、あるいは精神に事件の痕を残した少年達が目を醒まして行く。その事実に半ば安堵しながら、かりそめの死にも似た夢の世界へ出掛けて行った王子の帰還をラルフは待った。

 その茨の物語には、王子様がいても姫君はおらず。呪いに落ちた者も、迎えに行った者も、待つ者もすべて──まだ大人には成りきらぬ青い少年達。少年達はそれぞれ、夏の事件を胸に時を重ねるのだろうか。]

(129) yummy 2010/09/13(Mon) 23時半頃

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