─ 夜/一階ロビー付近 ─ ええと。フェルゼさん[ 広いロビー>>110に飾られている絵を眺めていた竜海は、足早に通り抜ける色素の薄い姿に気づき声を掛ける。 比較的最近の入居者、国籍の違いもあってかよく皆に気にされている印象。 ]お仕事帰りでしょうか、お疲れ様です[ 声は届いただろうか。きっと夜まで仕事をし疲れ早く休みたいだろう。気づかれなくても気にはしない。 こちらは美術館の閉館後ゆっくり外食し帰ってきた後、部屋に戻らずここで少し休んでいた。 我に返ったことだし丁度良いと、自分も二階に向かうつもりで彼の後に歩き出した。 気さくでフレンドリーとは表情筋の動きから既に違っている住民も、彼の心は知る由も無い。 ]
(128) 2021/02/13(Sat) 19時半頃