人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  俺の手じゃ、だめだから。
  だから、だめ。

[ それだけ告げて黙り込む。
 結局世話をするその手をじぃと眺めるばかり。
 たとえ土に汚れていようと>>100 ]

  せんぱいは、……いいな。
  俺はあの時から、……や、なんでも。

  また、見に来ていいですか?
  花を見るのは好きなんです。

[ 命を育むその手が、ひどく羨ましく思う。
 自分にはきっと、ないものだから。
 
 言葉を区切りながらも花に手を伸ばす。
 土の養分を啜って綻んだ花は何処までも
 美しくて、  自分とは程遠い。 ]*

(127) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

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