人狼議事

194 花籠遊里


【人】 座敷守 亀吉

[はにかむように笑っては誘うように腕を引く。

腕を引き連れた場所は中庭奥にて存在した扉。
老朽の進んだものなれど力を込めてこじ開ければ、何とか人は通れそうで。

何故修繕されぬまま置いてあったのか、そしてそれを伝えてくれた見習いが知っていたのかは知らぬ所ではあるけれども、縋れる場所はここしか存在せず]

…足は早い方なんです。

[頬を引き攣らせつつも、一言。
思ったより軋んだ音は大きく中庭にて響く。焦ったように振り返りつつも、掌を硬く握り締め]

──…。

[唇だけで言葉を紡げば、そっと外の気配立ち込める先へと足を伸ばした。
重なり合う影は二つ、霧雨にて朧気に溶ける*]

(127) 2014/09/21(Sun) 01時半頃

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