――?→商店街――
[ 呼びかければ、その唄じりが小さくなっていくのには一層相好を崩して見せる。吹き出しかけるのを堪えながら、通りの向かいへと足を進ませた。
――やがて手前に同じ高さの顔を覗く頃になれば、澄ました表情で口を閉じる彼女へ。]
昨日ぶり、クラリス。
……歌上手なんだね。
[ 耐え切れず薄笑いに含みを持たせ、緩く傾いた顔を向ければ、相手はどう反応したろうか。揶揄いじみたそれを暫くして収めれば、ぎこちない笑みを暗灰色に捉える。
――そういえば昨日、と持ち出しかけては。
相手の軽い口調に>>121はただ平時の表情で応えた。]
……さあ? そうかも。
迷ってる事に違いはないけど。ねえ、ココどこか分かる?
[ 掲示板を思い出しては、問いを投げかけた。そういえば彼女は獣人について何か知っているのだろうか、とその頭巾の奥をゆるりと眺める。
時間について特に気負いも持たず――持てないままに。
配達員の口元へ視線を動かしては、その反応を待った。]
(126) 2014/10/05(Sun) 18時半頃