人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 本屋 ベネット

(──知ってる)

[解っている。
どんなにうまく弾けなくても、続けてきたのは自分がそうしたかったからだ。
人のせいになんて、本当はしたくなかった。
自分が思っているよりも、ずっと好きだということを認めるのが怖かった。
母親の姿を見ているから、余計に怖かった。
それでも、ピアノは歌う。
言葉にするよりもずっと、簡単に。
”かあさん、あのね”。

変奏が終盤に進むにつれて音は強調されていく。
治まらない感情が膨れ上がるのに似ている。

その音が、誰か>>112に届いているなんて知りもしない**]

(125) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

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