― 教会・神父の部屋 ―
[婦人とソフィアは礼拝堂に向かっただろう。
老人は、神父に会いにいく。
いつのまにかこの何十年かで、司祭ではなく、神父とみなこの教会の主を言うようになった。
もちろん、老人が過去、ジェリーの弟を告発した時の者と同じではなく、だから、老人よりも神父はずうっと若かった]
――…その昔、人狼がこの町に入り込んだことがあります。
その時、司祭様が使った聖鏡です。
[老人は鏡を神父の部屋のテーブルに置く]
昔、司祭が使っていたように、我が孫を今朝映してみました。
もう古い記憶ですが、人狼であれば、魔物であれば、その鏡は姿を映しません。
ソフィアはそのまま、映りました。
その鏡によれば、彼女は人狼ではありません。
[神父は神妙な面持ちになる。
そして、過去の司祭の記録、日記を取り出し、老人と一緒に照会をはじめるだろう]
(125) 2013/12/23(Mon) 00時半頃