276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 渡し船 ユージン

[ 雨が(>>68)、雨が(>>69)、降る。
 言の葉の暴力のように叩きつける、雨が(>>70)。
 俺はその雨の中に居て。
 ただ、抱き寄せた弱い力は跳ね除けられなかった(>>64)。

 なにも謂わず。
 時として無言は、刃となることを知りながら。
 俺は、黙して。

 いっちゃんの心を
 ただきっと、ズタズタにしただけ。 ]

(123) 2018/05/22(Tue) 00時半頃

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