―Forutuna・個室―>>105[タバサに手をひかれ、奥の個室へ。久し振りに訪れるその部屋は、アロマキャンドルの仄かな灯が揺らめいていて。アルコールのせいで緩くなった心の壁を、さらに壊してしまうような雰囲気を醸し出していた。] ……少し、酔ったかもしれない。[何に、とは言わない。微かに熱を帯びた眸を手で覆い、ベッドに座ると後ろに倒れる。] ふふ、なんだかふわふわするね。 タバサも横になりなよ。もっと近くに、貴女がほしい……。[そう言って身体を起こせば、タバサの手を取り、その柔らかな身体を引き寄せようとするだろう。]
(123) 2010/03/21(Sun) 02時頃