― 訓練所 ―[相変わらずこの場所は静かな場所だった。精神を集中させ、矢を的に射るため会話は必要最低限しか聞こえて来ない。幼なじみは再び目の前で弓にキスをした。] なんか恋人みたいね。[彼が大事に手入れをしている弓を見ていつも思っていることを口にした。皮肉などは全くなく、純粋に思ったことだった。練習とばかりに一本の矢を的へ射る彼の矢はやはり中心を貫いた。彼の自慢げな表情は闘争心を掻き立てられる。]
(123) 2011/06/28(Tue) 08時半頃