ぁ……[と、続けられた言葉にゆるりと瞳は真正面に友と――怒張した蝶の熱を捕える穢れる雛が見たいか、なんて言葉と共に朧に与える責めを見れば少しだけ困惑した様子を見せたろう]――もう十分、熱くなっておられるでしょう?早く味あわせて下さいな。貴方様の熱を。[と、媚び強請るような願いと共に彼の胸元に手を置き、頭を肩にしな垂れさせる。婀娜花の様な振る舞いと裏腹にその大きな一物を見てしまったこと、普段の様に取り繕い鏡面の様に凪いだ己を維持できず。何処か羞恥を押し殺したような声音になってしまったろうか男の肩に、黒の髪が流れ落ちた]
(122) 2014/09/15(Mon) 20時半頃