[ゆっくり歩きだした…に、聞きなれた声が届く>>116 神田は、どうするのかまだ迷っているようだった]
……さぁ?どうしようかなぁ。
でも別に、俺がどっちに行こうが、神田さんは戻った方がいいよ、須藤くんも。
須藤くんは……まぁ、何がしか事情があるんだろうけど、ここに居る時間が長くなるにつれて、様子がおかしくなってるし。
神田さんも、ここに残らなきゃいけない絶対的な理由なんて、ないでしょ?
[須藤に関しては、うっすら悩みがわかりはじめていた。時間が出るにつれ酷くなる症状……震えや瞳孔の開き、荒くなる呼吸。恐らく、禁断症状だ。それはつまり、煙草か……悪くてクスリか。確証はないからからかう気も起きなかったが、ここの空間で、煙草はともかくクスリまで入手できるとは思わない。あともっと言うと、そんな面倒な人が自分と共にここに残るとか嫌だ。
神田に関しては、正直まだ何が彼女を苛んでいるのか明確にわかっていない。でも、それがわからない程度なら、帰ってほしい。ここに居てほしくない。それは相手の事を思ってなどではなく、身勝手な…の願い]
(120) rei0x0 2015/02/12(Thu) 15時頃