[パタリとスケッチブックを閉じれば、ビクリと体を震わせる初老の男性>>105。もしかしたら自分で思っていたよりもその音は大きかったのかもしれない。それならば彼を怯えさせてしまったか。
そう思いはしたものの、こちらを向きおどおどと尋ねる様を見れば見当違いのようで ふわりと微笑み返す。]
……ああ、いえ。お気になさらず。片手間に描いていたようなものですから。
[おどおどとした様子の彼を安心させようと笑いかければ…少しはその様を緩和させることはできたろうか。
それでも変わらない様子ならば、いや落ち着いたとしても同じく笑顔で右手を差し出して]
…ええと、レティーシャって名前でここにはいますが……長いのでお好きに呼んでくださって構いません。
[先程ティーシャで、とは言ったが考えてみればあまり代わり映えしないように思う。ならば、好きに呼ばせようと。…レティと言われれば複雑な思いを抱くのは間違いないのだが。]
(120) 2015/08/23(Sun) 17時半頃