[うつらうつらとしながらも、目を擦って]
ケイトは、どうも。
重箱の隅を突くような発言が多くて、気にな、る。
さっきのゼルダの言い方に関しても、嘘吐きが二人出る可能性を考慮していないというガストンに関しても、私からすればほんの些細なことのように思える。
ゼルダの主張やユリシーズの捉え方と同様、私も其処は、本物が偽物に対しても、偽物が本物に対しても言い得ることだと思う。
ガストンは……うっかりさんだから。有り得る可能性を全て挙げた心算でも、抜けてるっていうのは、ガストンならありだと思うな。
ガストンの人柄――うっかりが多くて、指摘されていたシーンを目にしているなら、そこは、信じたくないという希望的観測、ではなく、彼ならあるかもしれない、と、そう言って欲しかった。
[眠気覚ましか、ぐるんぐるん、と腕を振っている]
(120) 2010/05/11(Tue) 21時半頃