〔頬を両手で挟まれ、ウトとしっかり目がかち合う。「しっかりしなさい」という常にはない力強い言葉に、涙としゃくりが一瞬止まった。「それでも神か」と言われ、自分を取り戻す。そうだ自分は。つい先刻、正しく神として生きようと決意したではないか。心の痛みが消えたわけではないけれど。しかし続く言葉「追放されてはいない」と聞き、〕えっ……あ、華月様は、そっか…良かった、華月様は……そっか………う、うわあああああん!!!!〔また涙が溢れる。〕
(119) 2013/08/16(Fri) 00時頃