[グラスの口に顔を近づける。甘やかな香りにとろと細まる双眸。傾けて口腔へと流し込めば思い描いた味が広がる。ゆっくりと味わい、嚥下して、吐き出された吐息にも甘さが移る。] ああ、やっぱ、美味いわ。[女性の好みそうな味ではあるが煙草にさえバニラの香りを纏わせる男にとっては好ましい味。何やら釈然としない風の響きを感じるサイラスの言葉>>117に] ん。 可愛いコには特別か。[世話やきという性質がないならそうとしか考えられないとくつりと喉を鳴らして笑う。口調に関しては場に合わせるのが常であるからさして気にとめずプロシュートののるカナッペを摘み口に運んでは満足気に頷いた。]
(119) 2013/12/04(Wed) 01時半頃