人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 花売り メアリー

[これは過去の話。
「パン先輩がパンおごってくれるってよ!」
 そんな同級生たちの他愛ない噂話に、まだ女装をしていた頃のマークも飛びついた。
 幼くて無知だったその時のマークは、「生花を編んだ花冠」を被った状態で、喜び勇んで調理室に飛び込んだのだ。

 この話の顛末はさておき、ケヴィンが花の匂いを苦手とすると思ったが故に、今、マークは彼から距離を取った。自分もさっきまで薔薇を髪につけていたのだから。
 ――そもそも今、この寮全体に、匂いは満ちていたのだが]

 ……あの。
 匂い、大丈夫、ですか?

[ふと心配が、口に出た*]

(116) 2018/05/19(Sat) 22時頃

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