[>>111 カーデガンの袖口が、ケチャップやソースに付きそうになる。
貸して、と半ば強引に皿を奪うと、フライドポテトとシーザーサラダ、そして彼女が物欲しそうに眺めていた唐揚げをいくつか取り寄せて、テーブルの上に置いた。
自分にはこの位しか出来ないから。
けれども、彼女から出てきた言葉は、目を文字通り丸くさせた。]
あー……ぁ、うん。……ま、まぁ、合っているけれど。ね。
し、シーシャだから。
[そのとびきりの笑顔がなかったら、箸で刺してやりたいくらいだ。
席の下で見えないように、握り拳をつくった。
一本しかない箸が、自分の掌のなかで悲鳴をあげる。
そういえば、飛んできた箸をアイツに返してやらねば。]
オタクといっても色々あるのよ……アニメや声優、ゲームにアイドルに……
……ま、いいや……
えーと……元気?なにしているの??
(116) 2014/03/02(Sun) 23時頃