案外ってね。[花に無理強いをしたことは無いつもりだったが其れを口にする道理もなく叩き返される軽口に深まるのは目元の皺と笑みの色に揺れる肩。このやりとりを覗き見する花はどう思うかは当然知る由もない]おやおやそれなら少しばかり跳ねっ返りを乗りこなしてくれよ。俺だって一晩夢を見れればいいのさ。其れが素直だろうと無垢だろうとじゃじゃ馬だろうとすることは同じ。[啜れるのが旨い蜜になるか否かは己の手腕に掛かっている。唯それだけだと理解っているから見物がいても恐らくすることに変わりは無い]
(113) 2014/09/13(Sat) 00時半頃