1 とある結社の手記:6


【人】 小悪党 ドナルド

―― 回想:四日目夜 ――

[ 男はいつものまま。手伝いも何もしない。自分の仕事は食べるだけ。
 それは、楽しい食卓とは言えなかったけれど。悲しみは大きい。
 全員が心を許せるというものではなかったから。

 そんな中、男はの隣に座って食事をしている。
 郵便屋や掃除屋のように、少年に特別な感情を持っている訳ではない。
 けれど、人狼と知りつつ男は無防備だった。身の危険より情を取る。 
 人間としての美点でもあるのかも知れない。だが、それは同時に欠点でもあるのだろう。]

(108) tarkn1999 2010/03/02(Tue) 00時半頃

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