―― 回想:四日目夜 ――[ 男はいつものまま。手伝いも何もしない。自分の仕事は食べるだけ。 それは、楽しい食卓とは言えなかったけれど。悲しみは大きい。 全員が心を許せるというものではなかったから。 そんな中、男はの隣に座って食事をしている。 郵便屋や掃除屋のように、少年に特別な感情を持っている訳ではない。 けれど、人狼と知りつつ男は無防備だった。身の危険より情を取る。 人間としての美点でもあるのかも知れない。だが、それは同時に欠点でもあるのだろう。]
(108) tarkn1999 2010/03/02(Tue) 00時半頃