『だけど、俺は自らを消滅させる力も、この時計を破壊する力もない』[もう一度、手の中の完全なる運命時計《フェイト・ウォッチ》をカルヴィンに受け取るように差し出す]『俺はもう、死ぬ。俺がこの時計を持っていることで時間の流れが滅茶苦茶になっているだけで、本当はもうとっくに死ぬべき時刻を過ぎているはずなんだ。これを使って十二の輪廻《完全なる世界》を完成させるか、それとも過去と現在と未来を正しく分割して世界の時間を進めるか。それはお前に任せる。これも何かの縁だ。ただ、俺が持ち続けることだけは許されない。世界ガ 矛盾 ヲ 排ジョ しよ ウ と シて世界の すべテ が 壊レ 無ク る
(106) 2010/09/19(Sun) 19時頃