―本屋付近の道―[今日も今日とて薄い本愛好家、ミハエルがいつものように城下町の本屋で薄い本を一冊購入した。帰って早く読もう、そわそわしながら歩いていると、路地裏に少女が倒れているのを見つける。>>94。慌てて駆け寄り、声をかける。]『おい、おいおじょうちゃん、大丈夫か?』[ぺちぺちと二、三度頬を叩き声をかけると、少女は目を覚ましたようだ。]『体調でも悪いのか?まだ昼間だけどな、こんなところで寝てたら風邪ひくぜー?気をつけな、おじょうちゃん。』[少女の意識がはっきりしているのを確認すると、ミハエルは今日は任務はないのか、ほくほくとした様子で帰路に着いた。]
(105) 2011/11/21(Mon) 17時頃